【酒さのためのスキンケア】大切な5つのポイント
酒さは、毛細血管拡張症やニキビなどと症状が似ているため、素人では判断かつきにくく誤ったスキンケアをしがちです。酒さの症状は3段階に分かれています。
第1段階 頬が赤く毛細血管拡張症のような症状
第2段階 ニキビのようなブツブツ・膿疱
第3段階 鼻にで凹凸が生じた状態
どの段階であろと、皮膚科の治療に頼るだけでなく日頃のスキンケアを見直すことで肌を健康な状態へと導く手助けとなります。そこで酒さの方の日常のスキンケアのポイントをご紹介したいと思います。
クレンジング・洗顔の見直し
【こんなクレンジング・洗顔をしていませんか?】
- クレンジングは常にオイルタイプを使う
- ゴシゴシこすってクレンジング
- 洗顔料を泡立てずに洗顔する
- 1日に3回以上洗顔する
- 熱いお湯で洗顔する
バリア機能とは、紫外線などの刺激が肌内部に侵入しないよう、肌が乾燥しないように守ろうとする働きのこと。
このバリア機能が低下すると、刺激を受けた毛細血管が炎症を起こして拡張しそれが肌から透けて見え赤みがでてしまったり、乾燥から守るために過剰に皮脂を分泌してしまうのです。
酒さの原因は解明されてないといわれていますが、肌のバリア機能をアップさせ刺激や乾燥から肌を守ることは、症状の改善につながると考えられています。そのためにも、ゴシゴシこするなど肌に負担をかけるようなことをやめ、優しく扱うことが大切になってきます。
クレンジングはクリームタイプを使う
オイルタイプやシートタイプのクレンジングは界面活性剤を多く含むため肌への刺激が強いんです。比較的肌に優しといわれているクレンジングは、洗い流せるクリームタイプや乳白色のジェルタイプのものです。酒さ肌は敏感になっていることが多いので、なるべく肌への刺激を防ぐことが大切です。
やさしく汚れをうかす
ニキビのような湿疹が出ていると、つい皮脂を落とそうとゴシゴシこすってしまいがち。ですが、酒さの場合、肌が乾燥しているため乾燥から肌を守ろうと油分で肌にフタをと皮脂の分泌が過剰になっていることがあります。であればゴシゴシこすることで余計に肌のバリア機能を低下させ乾燥を招いてしまうのは逆効果。バリア機能を低下させないためにも、ゴシゴシこすることは厳禁です!
洗顔料はしっかり泡立てる
肌に刺激が少ないといわれている洗顔料は固形石鹸です。自分の肌タイプにあった洗顔料を使うことは大事ですが、どの洗顔料であれ、しっかり泡立てて使うことがポイント。肌の上にのせ泡で汚れを吸着させる感じで洗顔します。汚れをしっかり落とすためには、泡を細かくしっかり泡立ててくださいね。
洗顔は1日2回まで
皮脂が気になり1日に何度も洗顔してしまうと余分な皮脂だけでなく、必要な皮脂まで落としてしまいます。洗顔は多ければいいというものではありません。1日に朝晩2回で十分です。
ぬるま湯で洗うのがおススメ
熱いお湯で洗うと必要な皮脂まで洗い流してしまいます。水だと毛穴を引き締めてしまい皮脂の汚れが落としにくくなります。ですので1番は「ちょっと冷たい?」と感じるくらいの35℃~36℃。肌に負担をかけず汚れを落とすことができる温度なのでおススメです。
保湿をしっかりする
肌に赤みが出ていたり、皮脂が異常分泌される場合などは、肌のバリア機能の低下が考えられます。そのためには水分ではなく、保湿成分を肌にしっかり入れることで刺激が肌内部に侵入することを防ぐことができます。またしっかり保湿され肌に潤いが戻ると、潤い不足を解消しようと異常分泌されていた皮脂の分泌も正常化されてきます。
保湿は肌に潤いを与えるだけでなく、バリア機能の改善や皮脂分泌の正常化が期待できるとっても大切なスキンケア項目です!
紫外線対策をしっかりする
酒さの発症原因の1つに、「紫外線ダメージが蓄積したために発症する」といわれることもあるほど、紫外線対策をすることは大切です。
【主な紫外線対策】
帽子をかぶる
日傘を使う
紫外線の多い10時から14時の外出は控える
日焼け止めを使う
紫外線散乱剤と日傘や帽子を併用するなど工夫が必要かもしれません。
低刺激の化粧品を使う
酒さの赤みを隠すためにメイクはかかせません。ですが症状を悪化させたくはないですよね。やはり低刺激のものを選ぶのがポイントです。
ミネラルファンデーションを使う
おススメはミネラルファンデーション。リキッドタイプのファンデーションは毛穴をふさいでしまいます。その点、ミネラルファンデーションは毛穴に残りにくいのです。
【ミネラルファンデーションとは】
ミネラルファンデーションは明確な定義はないのですが、一般的なファンデーションに入っている界面活性剤やシリコン、油剤などが含まれていないもので、ミネラル(天然の鉱物)を使用しているものを指す場合が多いです。石鹸で落とせるものが多いのが特徴。
色味はグリーンベージュ系やイエローベージュ系が肌の赤みをカバーしやすいです。
赤み専用の化粧水を使う
毎日のスキンケアとしてできることは色々ありますが、一番お手軽に取り組めるのは、「赤ら顔専用の化粧水」を使うことだと思います。私自身、酒さに悩んでいた時にネットでその存在を知りました。普通の化粧水と赤ら顔専用化粧水との違いといえば
- 赤みの原因となる毛細血管の拡張を抑える成分を配合
- 高浸透で高保湿成分をたっぷり配合
- できる限り無添加
この3点でしょうか。
もちろん商品によってこの3点すべてが揃っているわけではありませんが、それでも「赤ら顔」に特化して開発されている分口コミでも評判は上々です。
私が実際に使ってみてよかった化粧水を紹介しているものがありますのでよかったら参考になさってみてくださいね。
酒さ専用化粧水厳選3つ
注目すべきは何といっても肌の赤みを軽減してくれる海洋性エキスの存在!28日間の実証試験では、被験者の86%が肌の赤みが減ったという結果が。また赤み自体46%軽減したという結果まであります。セラミドなどの保湿成分も世界特許技術を使い、人の肌と同じラメラ構造をとっているため、肌の奥まで浸透しやすい!そのため肌のバリア機能を高めてくれ、敏感な肌を健康な肌へと導いてくれるとっても頼りになる化粧水です。