酒さにホホバオイルは有効なの?メリットデメリットを徹底調査!
酒さや酒さ様皮膚炎を起こしているときは、なるべく肌に優しい天然のものを使いたいと考えますよね。皮膚科で処方されるワセリンはベトベトするなど使用感があまりよくないので、それに代わるキャリアオイルを探す方も多いようです。沢山あるキャリアオイルの中でも、ホホバオイルはどんな肌質にも合いやすいため、初めて使う方にも安心してお試しできるオイル。
そこで、酒さや酒さ様皮膚炎を起こしている肌のスキンケアとしてホホバオイルを使うメリットやデメリットなどを詳しくまとめてみました!
ホホバオイルの特徴
ホホバオイルの特徴をまとめてみました。
肌質 | すべての肌質 |
使い心地 | サラリとして軽い |
酸化しやすさ | とても酸化しにくい |
浸透力 | 非常に浸透しやすい |
使える部位 | 全身に使用可能 |
ホホバオイルは低刺激でどんな肌質にもあうというのが1番の魅力です!浸透力に優れているのもうれしいですね。
酒さ・酒さ様皮膚炎におけるホホバオイルのメリット・デメリット
ホホバオイルのメリット
刺激が少ない
ホホバオイルに含まれるワックスエステルは、私たちの角質層にも含まれているため、肌になじみやすく刺激が少ないんです。
皮膚を柔らかくする
皮膚が固くなると、皮脂がつまりニキビができやすくなったり、ターンオーバーが遅れがちになります。ホホバオイルには肌を柔らかくする作用があるのでそういった肌トラブルを抑えることができます。
皮脂分泌を調整
酒さや酒さ様皮膚炎を起こしている肌は、バリア機能が低下しているため皮脂が過剰に分泌されがちです。ですが、ホホバオイルには皮脂バランスを整える作用があるため、皮脂分泌が過剰な肌には皮脂を抑制し、皮脂が足りない肌には、分泌を促進してくれます
炎症を抑える効果
ホホバオイルには殺菌効果や抗炎症作用がありますので、肌の炎症やかゆみを抑えてくれ宇働きがあります。
ホホバオイルのデメリット
浸透力がある
これは普通はうれしいことなのですが、ステロイド離脱をしたばかりの炎症の激しい酒さ様皮膚炎の方にはデメリットになることも。炎症の激しい時期は保湿剤にも肌が敏感に反応してしまう時期。ホホバオイルがどんな肌質にも合うといっても、すべての方にアレルギーなどの反応がでないわけじゃありません。ですので、ホホバオイルが肌に浸透することで肌が過敏に反応し炎症を悪化させてしまうことも考えられます。
ですので、ステロイド離脱直後の非常に敏感な時期は、いきなり炎症部に塗るのではなく、炎症部に近い肌でパッチテストを行ってからの使用をおススメします。
潤いを補えるわけではない
保湿には「肌に潤いを与える保湿」と「肌を乾燥から守る保湿」の2種類あります。
ホホバオイルは保湿に優れているといいますが、それはあくまでも「肌の乾燥を防ぐ保湿」のこと。ですので乾燥した肌にホホバオイルをぬっても、現状以上に肌が乾燥するのをふせぐことはできても、肌が潤うことはありません。乾燥肌の場合は、化粧水で「潤いを与える保湿」をすることも大切です。
酒さ・酒さ様皮膚炎のスキンケアはホホバオイルだけで十分?
酒さや酒さ様皮膚炎のスキンケアで大切なのは保湿です。酒さ様皮膚炎の場合、「保湿は厳禁」ともいわれますが、それは脱ステロイド直後の炎症がひどい時期のこと。
その時期は、肌がとても敏感になっているため、
- 保湿用化粧品の成分に反応して症状が悪化してしまう
- 保湿することで逆に肌に熱がこもってしまい肌が乾燥しやすくなる
このことがあるからと「厳禁」と考えられています。この時期は、肌表面にとどまり浸透しないという性質をもつワセリンを使い、肌を保湿・保護することが多いようです。
ですが一時的なひどい炎症が治まってきた酒さ様皮膚炎や酒さには「保湿」が必要です。特に「肌に潤いを与える保湿」が大切になってきます。というのも酒さや酒さ様皮膚炎の肌はバリア機能が低下しているからです。
肌のバリア機能とは
花粉や紫外線などの外部刺激が侵入しないよう守り、角質層の水分が蒸発しないようにする働きのこと。主に肌表面の皮脂膜や肌内部の保湿成分がその役割を担っています。
酒さや酒さ様皮膚炎の場合、バリア機能が低下することで
- 刺激により炎症を起こした毛細血管が拡張し、増えた血液が肌から透けてみえ肌に赤みがでる
- 肌内部に刺激が侵入することで細胞が炎症をおこして発疹などができる
- 肌内部の水分が蒸発したことで、これ以上乾燥しないよう代わりに皮脂が過剰に分泌される
といった症状が起こります。
これらの症状は、肌のバリア機能を高めることで改善が期待できますが、そのためには肌に保湿成分で潤いを与えることが必要です。
肌の角質層をレンガ塀に例えると、レンガが角質細胞で、その角質細胞同士をしっかりつなげているのがセメントである保湿成分です。ですがこの保湿成分であるセメントが失われると、レンガがガタガタになり隙間から刺激が入りやすくなりなりますよね?
ですので、刺激を受けにくい健康な肌を保つには保湿成分がとても重要です!
ホホバオイルは、肌の保湿成分を蒸発させないように守ったり、保湿成分が浸透するのを手伝うことはできますが、肌に潤いを与えることはできません。
ですので、酒さや酒さ様皮膚炎の肌には、ホホバオイルだけでは不十分なんです。
酒さや酒さ様皮膚炎には、「潤いを与える保湿」が大切!その上で、その潤いを守るためにホホバオイルが必要になるってことですね。
酒さ・酒さ様皮膚炎におススメの化粧品
酒さや酒さ様皮膚炎を起こしている肌はとても敏感。なので「保湿できる」などの効果も必要ですが、それ以前に自分の肌に合うかどうかが大切です。そこでおススメしたいのが「赤ら顔専用化粧品」です。赤ら顔の方は、肌が弱く敏感な方が多いので、刺激が少ないように考え抜かれて作られています。その他にも
- 無添加もしくはできるだけ無添加
- 拡張した毛細血管にアプローチし赤みを抑える
- 高浸透高保湿成分(もちろん低刺激)
- 抗炎症作用
- 全額返金保障つきで返品できる
といった成分や制度があります。
化粧品には人ぞれぞれこだわりはあるかと思いますが、酒さや酒さ様皮膚炎に悩んでいるのであれば、やはり「赤ら顔」に特化した化粧品を1度は試してみるといいのではと思います。酒さで悩んでいた私が実際に使ってみてよかった化粧品を厳選して紹介している記事がありますので、よかったらご覧になってみてくださいね。