酒さの方は、肌が弱っているために市販の化粧水では刺激となり肌荒れを起こしてしまうことがあります。その点、グリセリンを使った手作り化粧水は、肌への負担が少なく最低限の保湿はできるので安心です。ただ長年手作り化粧水を使ってきた私が実感していることは、酒さの状態がひどいときに最低限のスキンケアとして使うには最適だけれど、最終的に酒さが改善することはなかったということです。
そこで、グリセリンを使った化粧水のメリットデメリットや手作り化粧水では不十分な点などをご紹介したいと思います。
手作り化粧水のメリットデメリット
手作りグリセリン化粧水のメリット
手作りで安心
なんといっても、手作りなため使っている材料が把握でき、完全無添加ということが魅力です。肌が敏感になっている酒さ肌にとっては、やはり安心して使えることはまず最優先したいですよね!
安い!
材料は「グリセリン」と「精製水」のみ。とにかく安いので、顔だけでなく全身、惜しげなく使えるのが嬉しいところ!
濃度を自由に調整
肌の状態によって、グリセリンの濃度を自由に調整できるのも、手作りならでは!初めて使う場合は、グリセリン濃度は低め、慣れてきたら濃度を濃くするなど、自分の肌の状態によって自由自在に調整できるんです!
最低限の保湿ができる
グリセリンは様々な化粧品に保湿剤として使われています。主に肌表面の保湿に大きな働きをしてくれます。
手作り化粧水のデメリット
消費期限が短い
市販の化粧水と違い防腐剤が入っていないため日持ちしません。できれば1週間以内、冷蔵庫での保管でも2週間以内に使いきることが望ましいようです。
衛星管理の不安
どんなに気をつけていても、自宅でつくる手作り化粧水は雑菌が入りやすいもの。化粧水を保存する容器を瓶にして煮沸する、一度に大量に作らず少量をこまめに作る、など手間をかける必要もあります。
必要最低限の保湿しかできない
グリセリンは肌表面の保湿に優れていますが、肌内部の保湿まではできません。そのため、手作りグリセリン化粧品だけでは、乾燥肌の改善には完全には至らないようです
手作り化粧品の成分「グリセリン」には保湿効果の他にも
肌荒れ改善
抗菌作用
抗アレルギー作用などの嬉しい効果もあるようですよ。
グリセリン化粧水の作り方
グリセリン化粧水の材料
- 精製水
- グリセリン
精製水は、水道水から不純物を一切取り除いた水で、グリセリンと同様ドラックストアで購入できます。
基本はグリセリン濃度5%です。ですが酒さのように肌が敏感になっている場合は、2%から始め、様子を見ながら濃度を上げていくのがおススメです。
濃度5%のグリセリン化粧水
- 精製水 100ml
- グリセリン 5ml(小さじ1)
濃度2%のグリセリン化粧水
- 精製水 100ml
- グリセリン 2ml
濃度10%のグリセリン化粧水
- 精製水 100ml
- グリセリン 10ml(小さじ2)
作りやすい分量で紹介していますが、100mlは1か月以上もつ分量です。顔だけの使用で考えている場合は、半量の50mlから作り冷蔵庫で保管することをオススメします。
グリセリン化粧水の作り方
- 瓶(化粧水の容器)や軽量スプーン等を煮沸殺菌する。
- 殺菌した瓶に材料をすべて入れ混ぜ合わせる
化粧水を手作りする際の注意点
グリセリンの量を守る
グリセリンは、肌に潤いを与える効果がありますが、過剰に使うと逆に保湿効果が薄れます。これは、グリセリンに吸水性があるためです。化粧水に配合できるグリセリンの最大濃度は10%まで、ということをしっかり覚えておきましょう。
きちんと殺菌する
手作りなだけに衛生管理が1番大変です。化粧水を入れる容器はプラスチックよりも瓶にし、煮沸殺菌できるするといいです。煮沸できない場合は、エタノールで殺菌し、しっかり乾して使うようにしましょう。
少量づつ作る
消費期限が短いのでまずは少量から作り、使い心地を確かめましょう。顔だけなら100mlは1か月以上もちます。ですので、まずは50mlから作り冷蔵庫で保管することをお勧めします。
50mlでも顔だけで2週間以内に使いきるのは難しいので、私は全身に使ってました。
手作り化粧水では不十分な点
私自身は、市販のものでなかなか肌に合う化粧水が見つからなかったので、試しに手作り化粧水を作り、気に入って使っていました。ただ、その私が再度市販の化粧水を探し始めたのは、「酒さの状態が良くならなかった」からです。正確には、ものすごく乾燥肌だったのが手作り化粧水によって以前よりは潤うようにはなりました。でもそれ以上の変化はありませんでした。冬場は肌に粉をふくほどの乾燥に悩まされるほど。
調べてみると、グリセリンは、分子が大きいため角質内まで浸透せず、肌表面の保湿にとどまるんですね。つまりお肌のキメを整えるために必要な保湿なんです。
酒さのように、肌が敏感になっている状態のときは、肌表面の保湿だけでは不十分で肌内部の保湿が重要になってきます。それで、私の場合は手作り化粧水だけでは満足のいく保湿効果が得られなかったんですね!
酒さに肌内部の保湿が必要な理由
酒さは肌のバリア機能が低下しているといわれています。
【バリア機能とは】
紫外線や花粉などの外部からの刺激から肌を守り、肌内部の水分が蒸発しないようにする働きです。
主に角質層の保湿成分や肌表面の皮脂膜がその役割を担っています。
肌のバリア機能はレンガ塀に例えられます。レンガが角質細胞で、セメントのように角質細胞同士を繋ぎ合わせているのが、保湿成分です。
この保湿成分が加齢などが原因で減ってしまうと、レンガがガタガタに。それにより隙間ができ、刺激が侵入したり、水分が蒸発しやすくなってしまいます。
ですので、角質層内にしっかりと保湿成分を補い隙間をなくすことでダメージに強い肌となり、バリア機能を高めていけるようになります。
酒さにおススメの化粧水
手作り化粧水では物足りず、市販の化粧水ではなかなか肌に合うものが見つからない、そんな私がたどり着いたのが「赤ら顔専用化粧品」でした。
まさかそこまで自分にぴったりの化粧品があるとは想像していなかったのでびっくり!ですが、これが使って正解でした。
赤ら顔専用化粧品の特徴は
- 顔の赤みを抑える成分配合
- 炎症を抑える成分配合
- 高保湿成分配合(肌内部の保湿)
- 完全無添加もしくはできる限り無添加
- 全額返金保障
など。
低刺激にこだわって手作り化粧水を使っていましたが、低刺激なだけでなく保湿も肌の赤みも改善できるうれしい効果が!やはり専用化粧品は違うと実感しています。
私が実際に使ってよかった化粧水をランキング形式にまとめたものがありますので、もしよろしかったらご覧になってくださいね